真・女神転生Ⅳはつまらない?プレイ後の感想をネタバレなしで書いていきます

今回は、2013年に発売された、ダーク系RPG「真・女神転生Ⅳ(メガテン4)」のプレイ後の感想を書いていきます。
巷では「メガテン4はつまらない」という評価を受けることもあるようですが、果たしてどのような点がマイナスポイントなのでしょうか?
これからメガテン4をプレイするか考え中の人も読めるよう、ネタバレなしで書いていきます。
ちなみに、最新作の真・女神転生Ⅴ(メガテン5)については、下記記事で紹介しています。
それではまず、メガテン4のストーリーについて、軽くおさらいしていきます。
メガテン4のストーリーと世界観
中世ヨーロッパ風の世界で始まる、とある青年の物語

冒頭は「東のミカド国」という、中世ヨーロッパ風の国からスタートします。
主人公は、平和な農村育ちの18歳の青年。
国の決まりごととして、18歳になったら必ず受けなくてはいけない、とある「儀式」に向かうため、幼馴染とともに、王都に向かいます。
儀式に合格した彼は、サムライ衆の一員として、仲間とともに、ナラクと呼ばれる洞窟から出てくる悪魔退治を行うことになります。
一方、時を同じくして、東のミカド国の各地に悪魔が出没するようになります。
ナラクから出てくる悪魔以外に、東のミカド国に現れる悪魔など、今まで存在していなかったはず。
一体なにが起こっているのでしょうか?
主人公は仲間と共に、ナラクを調査することになるのですが、洞窟を抜けた先に待っていた光景は、想像をはるかに超えるものでした…。

なぜメガテン4は「つまらない」と言われてしまうのか?
個人的には、良作ゲームだと思っています。
しかし、人によってはあまり良い評価をしていません。
たしかに、ゲームプレイ中に結構気になるポイントがあったので、いくつか挙げていきます。
グラフィックが統一されていない

悪魔のデザインにばらつきがありすぎて、ゲームに集中できない
これはかなりのマイナスポイントですね。
複数のクリエイターさんが参加しているようですが、ある程度統一されたデザインにしないと、ゲーム中のセリフが頭に入ってきません。
あらかじめこの点を知っておかないと、ゲーム序盤のいい所で冷めてしまうかもしれません。
もしリメイク版がでるのであれば、ここはぜひ改善して欲しいところです。
世界観の深堀りが中途半端なストーリー構成

主人公はとある理由で、ゲーム中盤以降の活動拠点が東のミカド国ではなくなるのですが、そこまでのシナリオが駆け足気味です。
平和な時の東のミカド国の様子を、もう少し丁寧に描写して欲しかったです。
メインシナリオでの補充ができないのであれば、序盤のサブクエストで、普段のサムライの様子や、街の人の暮らしを掘り下げたシナリオがあると良かったですね。
個人的には、後半の「天王洲」のサブクエストのような、メインキャラ以外の人々の生活が垣間見れるようなクエストがあるといいなと思っています。
世界観や設定については不満なし

シナリオの「見せ方」については、少し駆け足気味だという感想を持ったのですが、シナリオ構成(世界観)はすばらしいです。
続編の「真・女神転生ⅣFINAL」では、物語の根幹に関わる設定が、序盤から開示されているのですが、この重要な設定はメガテン4の時点では、はっきりと明示されていません。
しかし、メインシナリオ中にプレイヤーが抱くであろう「どうしてこんな世界になったのだろう?」という疑問は、サブクエストや複数のエンディングを見ることで解決できるようになっています。
なので、これから真・女神転生Ⅳシリーズをプレイする人は、ぜひ
FINALからではなく、無印のメガテン4からプレイしてみてください!
FINALは、ゲームシステムも無印に比べて良くなっているので、RPG初心者の方にはFINALから入った方が良いという意見もあります。
しかし、ストーリーや世界観が凝ったゲームをプレイしたいと考えている人であれば、無印をプレイした後にFINALをプレイした方が、絶対に満足できると考えています。
Ad
メガテン4はぜひリニューアルをして欲しい!

・悪魔デザインにばらつきがあり、ゲームプレイ中に気が散る
・ストーリーの見せ方が雑
というのが、「メガテン4はつまらない」と言われる理由だと考えています。
しかし、ダークな世界観・設定を、自分で探っていきたいと考えるRPG好きの人なら、1度はプレイしてみてほしいゲームです。
続編のFILALでは、答え合わせができるのと同時に、サブクエストもさらに充実しています。
2作ともお気に入りの作品なので、「真・女神転生Ⅳ」をプレイした後に「真・女神転生Ⅳ FINAL」をプレイしてみてください。
「真・女神転生Ⅳ FINAL」については、以下の記事にまとめました。

