「黄泉のツガイ」最新27話「殺し屋と始末屋」の感想・レビュー・考察。
今回は「鋼の錬金術師」「銀の匙」などの名作マンガを描いた荒川弘さんの最新作、「黄泉のツガイ」の第27話の感想と考察を書いていきます。
前回第26話の感想・考察はこちらからどうぞ!
第26話は月刊少年ガンガン2024年3月号に掲載されています。
期間限定:特装版!
「黄泉のツガイ」27話のあらすじ
新郷一派の反乱は、ついに決着。
ユル、アサ、影森家、デラさんに甚大な被害はなく終われそうです。
ただし、ユルは銃弾がかすり、左さんは大凶の攻撃により力が出なくなっています。
敵側も新郷さんは南無…、与謝野イワンも右足負傷と大凶の能力の負荷を追っています。
両者痛み分けとなった今回の結果ですが、新たな登場人物と気になるワードが出てきました。
殺し屋と始末屋
前者は与謝野イワン、後者は、今回新たに登場した「峰山(みねやま)」という眼鏡の女子学生。
清楚系とギャル系を足したような可愛らしい外見ですが、連れているツガイは中々エグめ。
フンコロガシがモデルであろう彼らは、倉庫街にあった東村関係者の〇体を、血だまりごと丸めて壺にお片付けしていました。
いや~、お片付けには便利ですね~。(震)
性格も個性的なようで、やり手の殺し屋である与謝野イワン相手でも、ぐいぐい迫っていくタイプのようです。
そんな彼女と合流した与謝野ですが、2人の会話で気になる単語が出てきました。
今回の抗争は、東村、影森につづく、第3の勢力が裏で動いていたことがほぼ確定しました。
27話の最後では、ユルは「とある人物」と再会を果たします。
第3勢力の詳細も気になるところですが、ユルがどのような対応をするのかも気になりますね!
今回のポイント
・双方痛み分けだけど、左さんの今後が心配…
・新たに登場した「峰山」さんの素性は…?
・28話でユルは何を語るのか?
黄泉のツガイ27話までの考察
ここから先はネタバレを含んだ考察になります。
原作未読の人は、まず第27話を読んでから見ることをおすすめします。
今回は27話までに判明したことと、まだ残る謎について整理していきます。
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新郷一派の反乱とは、結局何だったの?
影森家の親戚であり、大変な野心家でもある新郷ハヤトが、甥の影森アスマを利用して起こした反乱。
ユルとアサを両方手に入れようと、金で雇った傭兵「与謝野イワン」を使い、東村に住んでいた偽アサとアザミを誘拐したことをきっかけに起こりました。
最後は主犯の新郷ハヤトも〇亡し、彼のツガイの風神・雷神も本尊ごと破壊されてしまったため、真相は闇の中へ。
第3の勢力が関係していることは分かったものの、影森家、ユル、デラさんの下に情報は残りませんでした。
ユルとアサの両親の行方は?
与謝野イワンがユルに両親(ミネ・ナギサ)の安否について匂わせる発言をしましたが、結局のところ、詳細は不明です。
倉庫街で与謝野と戦った際に、左右さんが「ミネとナギサの血の匂いがする」という発言をしたことから、彼らの行方について聞き出すため、戦闘を開始。
しかし、有力な情報は聞きだせず、左右さんは腕や足を斬られた上に、左さんは大凶に精気を吸われ、戦闘力が大幅に低下してしまいます。
与謝野イワンが直接ミネ・ナギサの誘拐に関与しているのか、彼の所持する大凶・小凶というツガイが関与しているのか明らかになっていませんが、与謝野がユルの両親について何らかの手掛かりを持っている可能性があります。
与謝野イワンのツガイの詳細は?
「大凶」は刺した相手の精気を吸い取り、主(与謝野イワン)に与えることができる「精気移転」という能力を持っています。
「小凶」は切り取った空間同士を繋げて、囲った対象を望む場所に転移させることができます。(空間移転?)
また、日本刀としての切れ味も抜群で、刀身を折られても自力で再生することができます。
高い戦闘能力を持っている与謝野イワンとは抜群の相性です。
ただし、おしゃべりで口の悪い小凶は、与謝野との相性はイマイチ。
与謝野のことを「サル」と呼び、口喧嘩が絶えないようです。
新郷家の反乱に加担した勢力とは?
27話時点では詳細が不明ですが、「西ノ村」というワードがでてきました。
与謝野イワンと、今回登場した「峰山(みねやま)」という女子学生は、「西ノ村」の関係者のようです。
東村と対になる名称の「西ノ村」ですが、東村関係者は彼らのことを知っている可能性がありますね。
28話以降も注目していきたいですね!