荒川弘「黄泉のツガイ」第1話「アサとユル」の感想・レビュー・考察。
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今回は「鋼の錬金術師」「銀の匙」などの名作マンガを描いた荒川弘さんの最新作、「黄泉のツガイ」の第1話の感想と考察を書いていきます。
- 現代日本を舞台とした和風ファンタジーが好き!
- ハイレベルな駆け引きのバトルマンガを読みたい!
- 伏線の張り方がすごいマンガを読みたい!
黄泉のツガイは、こんな人におすすめのマンガです。
「黄泉のツガイ」のあらすじ
![あらすじ](https://game-consideration.com/wp-content/uploads/2022/12/読書.jpg)
山奥にある「東村」で暮らす少年・ユルは、猟師をしながら、つつましく暮らしていた。
一方、双子の妹・アサは「おつとめ」を果たすため、なぜか座敷牢の中で暮らす日々。
のどかで平和ながらも、どこか不自然さを抱えた「東村」。
この村の秘密とは…?
そして、東村に突然襲撃してきた謎の集団の正体とは…?
ユルとアサの「双子の兄妹」をめぐり、異形のモノたちを従える「ツガイ使い」達の物語がはじまります。
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「黄泉のツガイ」の登場人物
![登場人物](https://game-consideration.com/wp-content/uploads/2022/12/狛犬.jpg)
ユル
![アサとユル](https://game-consideration.com/wp-content/uploads/2022/07/847869aef9388107867e62cce2c5aaaa-800x533.png)
主人公の17歳の少年。
東村で狩りをして暮らしており、アサ(座敷牢)のことをとても大切にしている。
ツガイの「左右様」の封印を解き、ツガイ使いとなった。
東村が襲撃された際は、デラさんに連れられ、下界に逃げ延びる。
左右様
東村に祭られていた「神様」、あるいは「対なるもの」。
ユルが封印を解いたことにより、約400年ぶりに人間の世界に姿を現す。
一本角で女性の姿の「左」と、二本角で男性の姿の「右」の二人組。
アサ(眼帯)
東村を襲撃した、ユルと同年代の女性。
右目に眼帯をしており、不思議な力で座敷牢や人間を粉々にした。
「兄様(ユル)を迎えに来た」と言うが…。
ガブちゃん
軍人っぽい人たちや、アサ(眼帯)とともに東村を襲撃した女の子。
歯が特徴的なツガイをつれている。
東村に住む大人には容赦のない行動をとる一方、子供には優しさをみせる。
アサ(座敷牢)
![座敷牢のアサ](https://game-consideration.com/wp-content/uploads/2023/04/偽アサ-800x600.png)
外に出ず、座敷牢の中で過ごす「お務め」を果たしている、ユルの双子の妹。
…だったのだが、「自分こそが本物の妹」というアサ(眼帯)に襲撃されてしまう。
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第1話時点では、アサ(座敷牢)についても謎が残っています。
後ほど書いていきます。
デラさん
ユルの住まう東村に、たまに「下界」から行商に来る人。
…だったのだが、それはかりそめの姿。
村やユルの秘密について、色々知っている立場らしい。
東村が襲撃された際に、素人とは思えない行動力で、ユルを下界に連れ出す。
第1話感想と考察
![考察](https://game-consideration.com/wp-content/uploads/2022/12/読書.jpg)
第1話で気になった点について書いていきます。
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ユルとアサを取り巻く陰謀とは?
第1話時点では、「のどかで平和な東村に、突如悪人が襲撃してきた」という話の流れですが、気になる点もいくつかあります。
- 「下界」に出稼ぎに行った人が、ほとんど戻ってこない
- 「ヤマハおばあ」の隠し事とは?
- 東村で生き残った人は、今後の物語でどうかかわるのか?
「ヤマハおばあ」などの長老たちや、行商人の「デラさん」は、東村の秘密に関わる立場の人たちのようです。
他の村人に「下界」の様子を隠していたり、ユルが下界にいかないようにしていたりと、「完全に善人ではなさそうだな」と感じられる描写がありました。
世界観、ストーリーがテンポよく進みつつも、東村と襲撃者のどちらが「良い人」「悪い人」なのかハッキリしていないのが、話をおもしろくしていると思いました。
アサ(座敷牢)は何者か?今後出番はあるのか?
![日本人形](https://game-consideration.com/wp-content/uploads/2022/12/こけし.jpg)
第1話で、「自分が本物のアサだ」と名乗る、「眼帯をつけたアサ」に襲撃されてしまった「座敷牢のアサ」。
一見すると生存が絶望的に見えますが、まだ今後の話に登場する可能性もあります。
第1話時点での、アサに関する謎は以下の通りです。
- アサ(座敷牢)がアサ(眼帯)に襲撃されたときに落とした日本人形
- アサ(座敷牢)にも、アサ(眼帯)にも、口元にホクロがある(偶然…?メイク…?)
東村襲撃前にユルとアサ(座敷牢)が会話していたシーンには、日本人形の他、こけしもありました。
ただのおもちゃの場合もありますが、何らかのキーアイテムである可能性もありますね。
アサ(座敷牢)もヤマハおばあと同じく、東村の秘密を知る立場にありそうですし、ただの代わり身というわけではなさそうです。
まだアサ(眼帯)が、ユルの双子の妹と確定したわけでもないので。
第2話以降も楽しみですね。
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![](https://game-consideration.com/wp-content/uploads/2022/07/847869aef9388107867e62cce2c5aaaa-500x333.png)