荒川弘「黄泉のツガイ」第７話「影森家と謎の襲撃者」の感想・レビュー・考察。
今回は「鋼の錬金術師」「銀の匙」などの名作マンガを描いた荒川弘さんの最新作、「黄泉のツガイ」の第７話の感想と考察を書いていきます。
前回第６話の感想・考察記事は、下の記事をどうぞ。
「黄泉のツガイ」第７話のあらすじ
まずは第７話「影森家と謎の襲撃者」のあらすじを書いていきます。
ガブちゃん、やっぱり強い
ユル・アサ・ジン・ハルオ・左右さんと桜沢先生（ジンさんの治療をしていた医者）が逃走。
そのころ別行動をとっていたガブちゃんにも敵のツガイの魔の手がせまる…が、見事に返り討ち。
そしてガブちゃんのツガイは「ガブリエル」という名前だということが判明しました。
はね今のところ、天使っぽさは感じられませんが…
部屋の外をうろついているツガイ達にも反撃開始です。
別々の結界に閉じ込められるユルとアサ
ユルとアサは、襲撃してきた白と黒のツガイに応戦しようとします。
しかし、敵のツガイの先手を打たれ、ユルとアサはそれぞれ別の結界に閉じ込められてしまいます。
敵ツガイの能力から、「ユルとアサの両親を消した犯人かもしれない」と見当をつけるジンとハルオ。
襲撃してきたツガイ・ツガイ使い達を、確保して事情聴取する方針を固めます。
男の子今回、影森家の新たな登場人物が出てきたね。
・ナツキ
・フユキ
・波久礼（はぐれ）先生
女の子ナツキとフユキは、
ジンさんがお館様に電話をかけた時にいた人たちかな？
アサの秘密
アサは真っ暗な結界に閉じ込められてしまいました。
一人きりになり、幼少期のさびしい記憶を思い出してしまうアサ。
どうやら眼帯のアサも、幼いころはずっと座敷牢の中に閉じ込められていたようです。
しかし、アサは一人きりではありませんでした。
右さんが同じ結界内にいてくれたようです。
右さんと二人きりで話をするアサ。
右さんには、アサの「解」の力の暴走を止める力があるそうです。
もし今後、ユルが「封」の力を得た際は、左さんが天敵になるとのこと。
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左さんとユル
一方、真っ白な結界に閉じ込められたユルと左さん。
左さんの（脳筋的な）試行錯誤により、結界の形状が球体であることが分かりました。
ユルの（狩人的な）試行錯誤で、結界の脱出を試みます。
はねユルと左さんの波長は合っているようですね。
ツガイの再契約
アサと右さんは、アサの「解」の力であっさりと結界を脱出。
そのまますかさず、アサは自分たちを閉じ込めていたツガイの契約を解除してしまいます。
そして、そのまま再契約し、「白と黒のツガイ」を自分のものにしてしまいました。
- 契約を解除されると、ツガイはその場で地縛霊のように縛られる
- 何十年何百年と忘れ去られたままになると、ツガイは消滅する
- 野良ツガイと契約するには、人間の血が必要
強力な異能を持つツガイ達ですが、万能というわけではないようです。
ツガイは基本的に、自分のツガイ使いを守ることを優先するみたいですね。
ただし、今回アサが横取りした「白と黒のツガイ」は、あっさり自分たちの元主を売り渡します…。
ユルと左さんは無事なのでしょうか？
そして、ユルとアサの両親に繋がる手掛かりは掴めるのでしょうか？
第８話に続きます！
「黄泉のツガイ」第7話までの謎と感想・考察
今回は影森家の敷地内での大バトル、ということで、考察は控えめ。
戦闘シーンの感想も交えていきます。
影森家、やっぱり強い
突然大勢のツガイ達に襲われた一行ですが、難なく蹴散らしていくのが流石ですね！
ガブちゃんは一人きりのところを敵に囲まれていますが、かなり楽しそうです。
ガブちゃんのツガイのガブリエルは、何もしゃべりませんが、目だけで表情？が分かります。
愛らしかったり、恐ろしかったり、色々な表情を見せてくれますね！
ジンさんとSPさんも、まだまだ余裕のようです。
ウサギと亀を連れたハルオさんは、最初に襲撃してきたツガイと交戦。
情報を聞きだすために、始末してしまわないように気をつけます。
そして、ジンさんは怪我をしているのに、援軍無しで大勢の敵とやりあうことに。
一見すると劣勢に見えますが、すでに「チーム戦を仕掛けるまでもない相手」だと見切っているのかもしれません。
アサも結界に閉じ込められたと思いきや、すぐにあっさり出てくるし…。
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右さんと左さんと東村
第7話では、右さんは「解」の暴走を止める力を持ち、左さんには「封」の暴走を止める力があることが分かりました。
そして、東村で「昼と夜を分かつ双子」が生まれると、「解」と「封」の力を手に入れることができるということが、すでに明かされています。
こうしてみると、東村は、単なる「ツガイ使い達が管理する秘密の村」ではなく、
昼と夜を分かつ双子を生み出し、管理するためにある村
であることが推測できます。
つまり、東村自体が「双子」のために作られた、ということ。
「双子」のために適当な場所が必要だったのか、あるいは、東村のあった場所に何か特別な意味があったのかはまだ分かりません。
東村誕生についての謎が、また一段と深まりました。
黄泉のツガイは、さりげないセリフや描写から、様々な考察ができる漫画です。
第8話以降も楽しみになってきましたね！
ストーリーや世界観が面白いゲームや漫画、アニメの感想や独自の考察を書いています。
他にも、イラストを描いてTwitter、Pinterestに投稿しています。
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