荒川弘「黄泉のツガイ」第13話「手長と足長」の感想・レビュー・考察。

今回は「鋼の錬金術師」「銀の匙」などの名作マンガを描いた荒川弘さんの最新作、「黄泉のツガイ」の第13話の感想と考察を書いていきます。
前回第12話の感想・考察はこちらからどうぞ!

第13話は月刊少年ガンガン2023年1月号に掲載されています。
「黄泉のツガイ」第13話のあらすじ
まずは第13話「手長と足長」のあらすじを書いていきます。
今回は最初から緊迫のバトルシーンが続きます。
強力な敵ツガイとの戦闘

手長と足長は左右さんとは古なじみのようです。
ただし、その関係性は良好とは言えなさそう…。
手長足長は約1200年前、悪事を働いたために「旅の坊さん」と「封の力を持つもの」、そして左右さんによって封じられたそうです。
そして人間の肉も大好きなのだとか。
これは負けられない戦いですね!
デラさんと左右さんが敵の気を引いているうちに、ユルは手長足長の主を探します。
おばちゃんには家族が待っている!(切実)

ユルと協力して手長足長の主を探すおばちゃん。
前回に引き続き九死に一生を得た感じですが、神経が良くも悪くも図太いですね(笑)。
デラさんの活躍で手長足長を劣勢に追い込みますが、難なく見つかってしまいました…。
自分と家族のために、なりふり構わず頑張りますが、大ピンチに。
ユルによって仕切り直しされますが、果たして戦いの行方は…?
14話に続きます。

デラさんは今回も、クレバーで格好いい戦いをしてくれます!
(遠い未来に「デラさん派」と「ジンさん派」のファンの仁義なき戦いが始まりそうな予感…)
第13話までの謎と考察
今回は冒頭に出てきた「封の力をもった者」と「旅の坊さん」の考察をしていきます。
「封」の力をもった者

手長足長が封じられたのは、約1200年前。
左右さんが東村に封じられたのが約400年前。
今回は、東村とは直接関係がなさそうな「封の力をもった者」の話のようです。
人間には想像するのも困難な遠い昔に、一体何があったのでしょう?
ユルが今後「封」を手に入れることがあるとしたら、今回の手長足長戦で得られる情報は貴重なものになるでしょう。
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「あの時の坊主」とは誰を指しているのか?

戦闘に入る前に、手長足長は左右さんに質問をしています。
足長「あの時の坊主はあれからどうなった?」
「黄泉のツガイ」第13話より引用
右さん「さあな。高野山にいるらしいとは聞いているが」
この時の「坊主」とは、だれを指しているのでしょうか?
- 旅の坊さん
- 封の力をもった者
どちらとも取れますが、13話時点では手掛かりはありません。
さらに、「高野山にいる」というのは、お墓があるということなのかが気になります。
普通に考えれば、1200年前の人間が現代でも生きているとは考えにくいです。
しかし、右さんのセリフからは、「生きている」とも読み取れます。
深読みしすぎかもしれませんが、彼らが指した人物について、次のことが考えられます。
- 高野山にお墓がある
- 左右さんが封じられる約400年前までの800年間生きていた
- 現代でも生きている

手長足長は「今度は封も坊主もいない」とも発言しています。
高野山にいるのは「旅の坊さん」の方なのかな…?
高野山にいる人物が「旅の坊さん」のことを指しているのか、「封の力をもった者」を指しているのかは謎ですが、今後も注目していく必要がありそうです。
今回の13話では、おばちゃん達「尾行者」の素性も明らかになりましたが、まだまだ謎は多いです。
第14話も楽しみですね!

