荒川弘「黄泉のツガイ」14話「リュウとケン」の感想・レビュー・考察。
今回は「鋼の錬金術師」「銀の匙」などの名作マンガを描いた荒川弘さんの最新作、「黄泉のツガイ」の第14話の感想と考察を書いていきます。
前回第13話の感想・考察はこちらからどうぞ!
第14話は月刊少年ガンガン2023年2月号に掲載されています。
「黄泉のツガイ」第14話のあらすじ
まずは第14話「リュウとケン」のあらすじを書いていきます。
手長足長とのバトルも最終回。
しかし最後に明らかになる意外な事実とは?
決着!VS手長足長
ユル、デラさん、左右さん(と尾行者のおばちゃん)もいるので、総力戦になるかと思いきや…。
ユルは左右さんに「待機」を指示。
全く攻撃してこない左右さんに安心した手長足長は、前回封印された鬱憤(うっぷん)を晴らすかのようにユルを狙い撃ちしてきます。
デラさんもスナイパーとして援護しますが、手長足長の戦闘力には苦戦している様子。
なぜユルが左右さんに待機命令を出したのかは、すぐに明らかになりました。
前回も思いましたが、登場人物がみんなクレバーすぎですね!
いい狩人は、観察眼も優れている…と。メモメモ。
今週の推しポイントの1つは、左さんです。
冷静な態度を貫いているように見えましたが、ユルに対する信頼と情の厚さを感じました!
ハナちゃんが心配してくれたよ!
ユル、デラさん、左右さん、+1名が帰還しました。
しばらくぶりに登場したハナちゃん。
ユルを出迎えるなり、めちゃくちゃ怪我の心配をしてくれました。
これにはユルも、黙って出ていったことを申し訳なく思っている様子。
人と人とのすれ違いというのは、悲しいことの方が多いものですが、こんなすれ違いは心が温まりますね()。
そして最後には、ユルの両親の手がかりになる、新たな情報が出てきました!
15話では、東村と田寺家についても、深掘りされるかもしれません。
14話では、アスマさんのツガイも少し登場。
なんだか神様っぽい雰囲気があります。
第14話までの謎と考察
今回は田寺家についての謎を整理していきたいと思います。
「田寺家の目的」と「東村の目的」
14話までの時点では、田寺家やデラさんの情報について明らかになっていることは多くありません。
むしろ、現状は敵方の影森家の情報の方が多いですね。
第3話では、田寺家と影森家を比較した考察を出しましたが、田寺家についての考察はなかなか進みません。
田寺家について整理してみると、
- 「番小物(つがいこもの)」と呼ばれる一族
- 東村の家の一つ
- 影森家とは対立関係にある
- 先代田寺は、ユルの両親が東村を脱出するのに協力した
となります。
「東村の方針」と「田寺家の方針」も対立していたのかな?
「田寺家」と一括りにするのは大雑把過ぎますが、少なくとも「先代田寺」と東村は方針の違いがあったことが推測できます。
そういえば、東村は影森家とも方針の違いにより対立していますね。
東村の関係者は、何を目的として東村を運営していたのでしょうか?
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デラさんの目的
デラさん自身も、必要な情報以外は不用意に渡さないように振舞っているように見えます。
前話までで、「田寺家のツガイ」については判明しましたが、あの「土地と家」がデラさん自身のツガイだとは明言されていませんでした。
デラさん自身のツガイは、別にいる可能性もありますね。
もし存在するとしたら、影森家の尾行者たちのように、デラさんとは別行動しているのかもしれません。
デラさんについての謎も整理しておきます。
- デラさん個人のツガイは存在するのか?
- デラさんの目的は、「東村」「先代田寺」「影森」のどれと近いのか?
デラさんは「東村及び田寺家」に所属していますが、「田寺リュウ」個人としては、どんな目的や思想を持っているのでしょうか?
現状、一番ユルに対する影響力がある立場なので、デラさんの目的や思想が気になりますね。
今回登場した新たな人物もユル達に関わってくるでしょうし、15話以降では、田寺家やデラさんについての深掘りもされるのではないかと予想しています。
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