荒川弘「黄泉のツガイ」最新19話「ユルとダンジ」の感想・レビュー・考察。
今回は「鋼の錬金術師」「銀の匙」などの名作マンガを描いた荒川弘さんの最新作、「黄泉のツガイ」の第19話の感想と考察を書いていきます。
前回第18話の感想・考察はこちらからどうぞ!
第19話は月刊少年ガンガン2023年7月号に掲載されています。
「黄泉のツガイ」第19話のあらすじ
まずは第19話「ユルとダンジ」のあらすじを書いていきます。
前回の18話では、衝撃の事実が明らかになりました。
ユルはこれからどうするつもりなのでしょうか…?
東村の真の姿が徐々に明らかに…
(おそらく多くの読者に)「キナ臭い」とずっと思われていた東村。
実態が明らかになるにつれて、ユルの両親が逃げ出したくなった理由も分かってきちゃうのが切ないですね。
ダンジについては、前回18話で考察した説の1つが当たっていたみたいです。
オシラ様がログインしました!
段野家には新たにオシラ様が加わりました!
まあ、オシラ様にはちゃんとした主がいるので、民宿気分で利用しているのかもしれません。
加えて、デラさんが順当にリアルパパな扱いになってきましたね…。
まさかのハガレン(鋼の錬金術師)ネタも入れられています。
偽アサ・アザミ(小さな女の子)の誘拐犯からのメッセージを知ったユルは、デラさんと左右さんと共に作戦会議を開始します。
現場の倉庫街にそっと潜入するユル達。
誰の気配もないと思われていましたが、ここでも突然のホラー展開が待っていました…。
こいつは一体何者なんでしょう?
第20話に続きます。
第4巻発売開始!ポストカードの期間限定特典付き
黄泉のツガイの最新4巻が、2023年6月12日に発売されました!
表紙は影森ジンさんと、彼のツガイである「愛ちゃん」「誠くん」です。
期間限定の特典には、ポストカードがついています。
かわいい動物ツガイたちが勢ぞろいです!
第19話までの謎と考察
ここから先はネタバレを含んだ考察になります。
原作未読の人は、まず第19話を読んでから見ることをおすすめします。
第19話までの間に、多くの登場人物が出てきました。
今回は、東村や影森家に「関係していない」と、現時点で考えられる登場人物(ツガイ)について整理していきます。
オシラ様とその主
オシラ様も、その主のおばさんも、今まで登場してきたキャラクターの中では良識的な存在のようです。
- ダンジの正体を一目で見抜く
- オシラ様に東京観光をすすめる
- オシラ様という「格の高いツガイ」の主となっている
ということで、只者ではないはずなのですが…。
「ツガイ使いである」ということ以外は、地方の一般人のおばさんにしか見えません。
鋼の錬金術師にしろ、黄泉のツガイにしろ、メインキャラクター以外の「モブ」っぽいキャラの中に凄い人が混じっていたりします。
犬とそのツガイ
前回18話で登場した「正式名称:不明」の宇宙人なツガイ。
言動が完全にモブっぽいツガイですが、どことなく愛嬌を感じます。
「ユルたちとお友達になりたい」と言ってくれる、ユルにとっては貴重な「打算や因習が絡まない」関係になりそうですね。
「モブなツガイ」って何だろう?
何でしょうね?
アザミ(東村出身の女の子)
偽アサと共に与謝野イワンに連れ去られた女の子、アザミ。
彼女は東村出身ですが、7歳ほどの年齢であるため、東村の因習については全く知らないと考えられます。
しかし、この記事でも触れている通り、影森家とも悪い縁ができてしまったため、彼女も今後の物語に大きく影響する可能性があります。
今回19話では、ユル達が救助に向かいましたが、果たしてどのような結果になるのでしょうか?
こうしてみると、登場キャラクターのほとんどが因習に絡んだ人物・ツガイになるね。
多くの人の行動に影響を与えるほど、「双子」が強力な力を持つ存在だということなのでしょう。
「封」のツガイは未登場ですが、今後の展開ではどこかで登場する可能性が高そうですね。
期間限定:特装版!