荒川弘「黄泉のツガイ」最新17話「大凶と小凶」の感想・レビュー・考察。

今回は「鋼の錬金術師」「銀の匙」などの名作マンガを描いた荒川弘さんの最新作、「黄泉のツガイ」の第17話の感想と考察を書いていきます。
前回第16話の感想・考察はこちらからどうぞ!

第17話は月刊少年ガンガン2023年5月号に掲載されています。
「黄泉のツガイ」第17話のあらすじ
まずは第17話「大凶と小凶」のあらすじを書いていきます。
東村とも影森家とも異なる勢力がいることが明らかになってきました。
さらに、先週と今週は東村の暗部についても新たな情報が出てきました。
15話では東村の考察をしましたが、東村も影森家もだいぶヤバい。
ユル達の今後はいったいどうなるのでしょうか?
2度目の東村襲撃

「黄泉のツガイ」のお話が始まって以来、東村の住民にとっては大凶続きですね。
前回祈祷師を利用して東村に侵入した刀使い、与謝野イワンによって村は壊滅的な被害をだしてしまいました。
前回までのお話で匂わせていましたが、第1話で牢に入っていた偽アサは、東村を牛耳っているヤマハおばあのツガイであることが確定しました。
ヤマハおばあには、もう1体ツガイがいるようですが、どんなツガイなのでしょうか…?

「もう1体」については、今回はツガイとしての能力だけチラ見せのようです。
与謝野VS偽アサのバトルもあって、偽アサのファンには嬉しい17話ですね!
仕事人の与謝野は、襲撃もあっという間に済ませます。
偽アサに与えられた、予想外の運命とは…。
ちなみに、与謝野さんのツガイは、これまでなかなかいなかったタイプ。
できる男は、ツガイがアレでも仕事は問題なく進められる…ということでしょうか。
ダンジ君の大冒険

お母さんと別れ、東村を出ることになったダンジ君。
(第1話でユルの友人として登場した少年です)
なんとか村を脱出できたものの、はじめての下界に戸惑うばかり。
ゆるふわな雰囲気の「オシラ様」と運命の出会いを果たし、ユルを探しに向かいます。

オシラ様の主も初登場。
一般人感出してるけど、この人も只者じゃないんだろうな…
ハナちゃんの本職は…

闇が深そうな東村。
そんな東村の下働き(番小物)として働くデラさんとハナちゃん。
これまではほとんど番小物としての仕事をしているシーンがありませんでしたが、2度目の東村襲撃の後に、ハナちゃん宛てのお仕事が入りました。

これは結構…大変なお仕事ですね…
今後は、「墓堀りハナちゃん」の実力も知る機会が出てくるのかもしれませんね。
第18話に続きます。

第17話までの謎と考察
今回は、サブキャラクターに焦点をあてていきます。
17話までで、大分色々な人が動き始めました。
18話以降の展開のためにも、ここでサブキャラクターの行動を把握しておきましょう。
ネタバレOKの人のみ、続きをどうぞ。
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東村の子供たち

東村の中で育ち、下界の様子を全く知らずに暮らしてきた2人の子供たちも、いよいよメインストーリーに絡んできそうですね。
ユルの友人・ダンジ
第1話でユルの友人として登場した、髪を1つ結びにしている少年です。
- アサ(本物・偽物の両方)の顔を知らない
- 下界の様子を全く知らない
- オシラ様と出会い、ユルに会いに行く
凄惨な現場を2度も体験しましたが、ユルに会うために前向きに行動しているようです。
とはいえ、ダンジにとって「影森家」と「本物のアサ」は村の敵。
影森家と接触したときに、どんな行動に出るのでしょうか?
7歳の少女・アザミ
影森家による1度目の東村襲撃時に、目の前で母親を亡くした少女です。
2度目の東村襲撃の際に、与謝野イワンにより偽アサと共に下界に連れていかれることになりました。
影森家、特にガブちゃんとは因縁がある彼女も、これから物語に深く関わってきそうな予感。

大変な状況に巻き込まれてしまいましたが、明るい未来がやってきてほしいですね…
偽アサ

- 本物のアサが東村を出て以来、牢の中でユルの妹として過ごす
- 正体はヤマハおばあのツガイ(の片割れ)
- ユルに対する深い想いを持つ
ユルと共に「兄妹」として過ごした時間は、偽アサにとって大切な思い出だったようです。
下界に降りた後はしばらく自由に行動できないかもしれませんが、彼女の行動も物語に影響すると予想しています。
ユルと再び会う時にどうなるのか、楽しみですね。
第18話に続きます。
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