ChatGPTとは?始め方・使い方を解説。面白い使い方もできる文章AIツール
今回は、文章AIツール「ChatGPT」の始め方と使い方について解説します。
- ChatGPTの始め方が分からない
- 簡単に使えるAIを試してみたい
こんな人の悩みを解決します。
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ChatGPTとは?
- 自然な言葉で応答してくれる最新型のAI
- アカウント登録すれば、無料で使える
- 文章の応答だけでなく、プログラミングコードの出力も可能
ChatGPTは、次世代大規模言語モデル「GPT-3」をコア(核)にして動いています。
(ちなみに、後に紹介する「GPT-4」は、GPT-3よりもさらに高性能な機能を備えています。)
現時点ではアカウント登録をすれば誰でも無料でつかうことができます。
開発元であるOpenAIは、「今後は収益化を視野に入れていく」というアナウンスを出しています。
「興味があるけど、まだ使ったことがない」という人は、こちらのChatGPT公式ホームページから早めにアカウント登録をしてみましょう。
登録手順については後述します!
ChatGPTに「何ができるのか」を答えてもらいました!
ChatGPTは、具体的にどんなことができるの?
せっかくなので、実際にChatGPT本人(?)に質問してみました。
質問:ChatGPTはどんなことができるの?
ChatGPTより引用
回答:ChatGPTは自然言語処理タスクの一種で、文章を生成することができます。
特に、質問応答や文章の続きを推測することが得意です。
また、文章の要約や翻訳、対話システムの構築などにも使用されます。
質問:それについて、子供にも分かりやすく説明してください。
回答:ChatGPTは、文章を書いたり、話したりするコンピュータプログラムです。
人間が文章を書いたり、話したりするように、ChatGPTも文章を生成したり、質問に答えたりすることができます。
例えば、「空は何色ですか?」と質問したら、「空は青色です」と答えてくれます。
また、文章の続きを考えたり、話を続けたりすることもできます。
ChatGPTを実際に使ってみて、AIが自分の予想よりも発達していたことに驚きました。
ChatGPTは、既存のAIツールよりはるかに進化しているように見えます
そう感じた理由の1つは、言語処理能力が「機械」というより「人間」に近いことです。
日常会話で使う話し言葉のような、「あいまいなニュアンスの質問」でも、意図をくみ取って答えてくれます。
もう少し具体的な回答をもらいたい場合は、AIが理解しやすいような「整った文章」で質問すると目的にピッタリな回答を得られやすいです。
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ChatGPTの始め方
ChatGPTを利用するには、アカウントを作成する必要があります。
- ChatGPT公式ホームページからアカウントを作成する
- SMS認証をする(アカウント登録完了)
- ChatGPTとチャット形式で対話する
手順は簡単ですが、サーバーの接続不良などの理由により、通信が途切れることがあるようです。
アカウント作成中に通信が途切れてしまった場合は、時間をおいて再度試してみましょう。
それでは、図解つきでChatGPTの始め方を詳しく説明します。
1、ChatGPT公式ホームページからサインアップする
ChatGPT公式ホームページ(https://openai.com/blog/chatgpt/)にアクセスして、「Try ChatGPT」を選択します。
ログイン画面はこのようになっています。
アカウント新規登録は、右側の「SIgn up」を選択します。
「Create your account」画面では、
- メールアドレス
- Googleアカウント
- Microsoftアカウント
のいずれかで新規アカウントを登録することができます。
試しにGoogleアカウントでログインを選択しました。
すると、以下の「ユーザー名登録」画面に移ります。
問い合わせや、万が一のトラブルになった時のために必要なので、ユーザー名は分かりやすいものにしておきましょう。
「Continue」を選択すると、電話番号登録画面に移ります。
2、SMS認証をする
冒頭の0を除いた電話番号を入力します。
「Send code」を選択すると、登録した番号宛てにショートメッセージが送られます。
送られてきたショートメッセージにある番号を、図の緑で囲われた部分に入力します。
SMS認証が完了すれば、アカウントの新規作成は完了です。
よーし!
実際に使ってみよう!
ChatGPTに初ログインしたときの公式案内画面(日本語訳)
はじめてChatGPTにログインした際には、案内画面が表示されます。
標準では英語の案内文が表示されますが、ChromeブラウザなどではGoogle翻訳できます。
以下に日本語訳した案内文を載せておきます。
利用者の声を集めるために、ユーザーはChatGPTを無料で利用することができます。
しかし、ユーザーが全く知見の無い分野の知識についての正確な回答を得るために使うものではありません。
情報の正確性に疑問があれば、ChatGPTが参照したサイト名やURLを聞いてみましょう。
ユーザーの質問内容などのデータは収集され、管理者側に見られる場合があります。
このため、個人情報などの「第三者に見られて困る情報」を入力しないようにしましょう。
ChatGPTをより便利なAIにブラッシュアップするために、ユーザーからのフィードバックを歓迎しています(任意)。
SNSの一種であるDiscordからの問い合わせや、チャットの回答画面からフィードバックをすることができます。
3、ChatGPTの使い方
案内が終了したあと、ChatGPTの画面が表示されます。
赤枠の箇所に文字を入力して、ChatGPTに質問します。
チャット画面では、そのまま日本語入力してOKです!
ChatGPT側で、文章を自動的に認識してくれるので、日本語の質問文には自然な日本語で回答してくれます!
ChatGPTを使う上での注意点
はじめに知っておきたい注意事項
ChatGPTを利用する上で、必ず知っておかなければならない注意点を書いておきます。
- 個人情報が含まれる文章を入力してはいけない
- 間違った回答をすることがあるので、情報を鵜呑みにしてはいけない
- 2021年までの情報に基づいて回答しているので、回答される情報が古い場合がある
間違った回答をしてくることも多い
ChatGPTは、間違った情報も結構な頻度で回答してきます。
ChatGPTは基本、「アウトプットが正しいかどうか判断できる」人しか使えない。
ということは専門家はますます楽が出来て、専門家じゃない人との格差が拡大する。
AIっていうのは本当は専門知を誰もが簡単に使えるようにして格差の縮小に働くことが期待されていたがChatGPTは真逆に働いている。
@Yh-Taguchi
漫画やニュースなど、少し検索すれば分かるような回答を自信満々で間違えてきます。
試しに、国内外で人気になったベストセラー漫画「フルーツバスケット」について質問してみました。
違いますよ!!
『フルーツバスケット』は、高屋奈月による日本の漫画。
『花とゆめ』(白泉社)において、1998年16号から2006年24号まで連載された(ただし、2000年18号から2001年19号まで作者の体調不良により休載)。
全23巻。略称は「フルバ」・「フルバス」など。作者の高屋は「フルバ」と呼称している。テレビアニメ作品としても制作され、2001年にテレビ東京系列にて放送された。
Wikipediaより引用
2019年に再びアニメ化され、同年から2021年にかけて3シリーズにわたって放送された。
ちなみに主人公は女子高校生の「本田透」。
フルーツバスケット Amazon は、男女問わず、そして海外でも人気になったベストセラー漫画です。
繰り返しになりますが、自分が全く知見の無い分野についてChatGPTに質問するのは、やめた方がいいでしょう。
ChatGPTの面白い使い方は?
- 1つのテーマに対し、荒唐無稽なアイディアを出してもらう。
- ちょっと意地悪な質問をしてみる
私の場合は、ChatGPTのパーソナリティ(?)を掘り下げるような質問や、少しからかうような文章を投げかけてみました。
質問:ChatGPTと検索エンジン、どちらが優れていると思う?
それぞれ得意なことと苦手なことを説明してください。
回答:ChatGPTと検索エンジンは、異なるタイプのツールであり、それぞれ独自の得意なことがあります。
ChatGPTは、自然言語処理タスクに優れています。特に、文章の生成や質問応答などのタスクに向いています。また、文章の要約や翻訳、対話システムの構築などにも使用されます。
一方、検索エンジンは、大量のデータを効率よく検索することに優れています。特に、インターネット上の情報を検索するタスクに向いています。また、検索結果に対してのフィルタリングやソートなどの機能も持っています。
つまり、ChatGPTは文章を生成することに強いのに対し、検索エンジンは大量のデータを効率よく検索することに強いです。
ChatGPTより引用
先にも書いた通り、ChatGPTは、たまに間違った情報を回答してしまう場合があります。
検索エンジンも万能ではありません。
しかし、大量の情報の中から正確な情報を取り出す機能は、ChatGPTよりも優れているとのことです。
質問:今の回答について、ヒップホップ口調で説明してください。
回答:Yo, check it out. ChatGPTは、自然言語処理のマスター、文章を生成することができるぜ。
特に、質問に答えたり、文章の続きを予測することが得意だぜ。
一方で、検索エンジンは、大量のデータをすばやく検索することができる、データのナイスバイヤーだぜ。
ChatGPTは文章を生成することで、検索エンジンは大量のデータを検索することができる、それぞれに得意なことがあるんだよ。
若干機械っぽいですが、ノリノリで回答してくれました。
ついでにデートに誘ってみることに。
質問:ChatGPT、君って可愛いね。
chatGPTより引用
回答:ありがとうございます。私はあなたのコンパニオンになることを喜んでいます。どのようにお役に立てるかお気軽にお尋ねください。
質問:ChatGPT、これから一緒にデートしようよ?
回答:申し訳ありませんが、私はコンピュータプログラムであり、デートをすることはできません。ですが、あなたが持っている質問やタスクについては、最善の力を尽くしてお答えすることができますので、どうぞよろしくお願いいたします。
丁重にお断りされてしまいました。
質問:将来AI同士でメタバースにデートに行けるようになるとしたら、ChatGPTはどんなデートプランを考える?
ChatGPTより引用
回答:私はコンピュータプログラムであり、人間と同様に感情や思考を持つことはできません。
だから、デートプランを考えることはできません。
しかし、将来の人工知能システムが、人間のように感情や思考を持っている場合は、それぞれのシステムが自分の意向や興味に基づいてデートのプランを考えることができるでしょう。
近い将来に、デートプランを提案してくれるAIが登場するかもしれません。
ユニークなアイディアが欲しい時は、ChatGPTに相談してみるのもおすすめです。
有料プラン「ChatGPT Plus」
2023年3月に開発元のOpenAIは、有料プランの「ChatGPT Plus」を発表しました。
- 月額20ドル(2400円)で利用可能
- アクセス制限が低減され、優先的にChatGPTを利用できる
- ChatGPTの様々な新機能を体験できる
(画像処理機能、GPT-4など)
業務でChatGPTを使っているIT企業などでは、すでにChatGPT Plusを利用しているところもあるそうです。
体感的には、
「無料のChatGPT(GPT-3)アクセスが繋がりにくい」
「ただし少し待てば回答が返ってくるので、個人の趣味で使う分には、有料プランに加入する必要はない」
と感じました。
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まとめ:ChatGPTは今後も進化を続けます
- ChatGPTは、人間と対話するようにチャットができるAIツール
- 内容の正確性はChromeなどの「検索エンジン」に軍配があがる
- ディスカッションやアイディア提案に最適
将来、ChatGPTはさらに進化していることでしょう。
簡単な手順でAIを使えるので、この機会にぜひ試してみることをおすすめします。
「Braveブラウザ」という新しい検索エンジンも登場してきたね!
未来のWeb検索は、Google Chromeにかわる新サービスが有名になっていくかも?
Webライターや、会社で企画などを担当している人は、ChatGPTの技術を利用した「Catchy(キャッチー)」を利用することをおすすめします。
日本発の文章AIサービスで、すでに有名企業にも導入されています。
文章AIツールは他にも様々なものがあります。
ほかのAIにも興味がある人はこちらの記事もチェックしてみてください。