煉獄杏寿郎外伝の感想考察。甘露寺蜜璃との関係性も明らかに!
今回は漫画「鬼滅の刃 外伝」の「煉獄杏寿郎外伝」についての感想を書いていきます。
原作の「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴先生の作品ですが、今回紹介する「煉獄杏寿郎外伝」は、平野稜二先生による公式スピンオフ漫画です。
同じく公式スピンオフ漫画である「冨岡義勇外伝」についての感想は、こちらになります。
「鬼滅の刃 煉獄杏寿郎外伝」とは?
「鬼滅の刃」本編が始まる前のお話になります。
鬼滅の刃は、主人公が竈門炭治郎でしたが、こちらの外伝では、最強の鬼殺剣士「柱」の一角である炎柱・煉獄杏寿郎が主人公を務めます。
とは言っても、この外伝の冒頭では、煉獄さんは「炎柱」にはなっていません。
煉獄杏寿郎が「炎柱」の位につくまでの鬼との死闘と、鬼殺隊士の日常風景がメインのお話になります。
のちの「恋柱」となる甘露寺蜜璃も、この時はまだ入隊したばかりの新人です。
また、風柱・不死川実弥など、他の柱の出番もあり、見どころが多い外伝です!
煉獄杏寿郎外伝の感想
迫力のある戦闘描写!煉獄さんがカッコいい!
特筆したいのは、街中で鬼と戦う場面です。
- 煉獄さんの炎の呼吸が圧巻!
- 下弦の弐の鬼の銃器VS炎の呼吸!
- 甘露寺蜜璃のしなやかな戦闘(と太もも)!
人の多い街中で、一般人をかばいながら戦闘するので、常に緊張感があります。
下弦の弐の鬼のおどろおどろしい影や銃火器と、煉獄さんの炎の呼吸の対決は、力と力のぶつかり合いが凄まじかったです。
一方、甘露寺蜜璃の戦闘は、体の柔らかさを前面に押し出した、しなやかな描写が良かったです。
煉獄さんのバトルとの対比にもなっているので、どちらの戦闘も楽しめます。
甘露寺さんの太もも、良いですね!
煉獄杏寿郎と甘露寺蜜璃の心の成長が丁寧に描かれている
煉獄さんは、剣士としての技量は十分な甲(きのえ)隊士です。
しかし、父・槇寿郎が炎柱としての役割を放棄しているため、どこか精神的な余裕の無さがあります。
「俺も煉獄家の長男として強くなる。強くあらねばならない」
煉獄杏寿郎外伝より引用
「泣くな杏寿郎。飲み込まれてしまうな。」
「その悲しみも、いつかきっと大切な力になる」
上記は煉獄さんのモノローグです。
鬼滅の刃本編では、炭治郎の良き先輩、兄貴分として、精神的にも成熟した煉獄さんが描かれています。
一方、こちらの外伝では、煉獄さんの精神的な成長がみられるのが魅力の1つと言ってもよいでしょう。
また、甘露寺蜜璃は新人の癸(みずのと)隊士。
自分がどんな剣士になりたいのか、そもそも鬼殺隊士に向いているのか、という悩みを抱えています。
一般人の救出を通して、甘露寺さんが「自分のなりたい鬼殺剣士のあり方」を見いだしていく物語になっているのもいいですね!
冨岡義勇外伝もあわせて読みたい!
「鬼滅の刃外伝」には、煉獄杏寿郎外伝の他にも「冨岡義勇外伝」も収録されています。
こちらの主人公は、竈門炭治郎の兄弟子でもある、水柱・冨岡義勇。
蟲柱・胡蝶しのぶさんも登場する外伝なので、あわせて読んでみてください。
冨岡義勇外伝の感想は、こちらの記事にまとめてあります。
前半はネタバレなし、後半はネタバレありの考察になっています。
まだ鬼滅の刃外伝を読んでいない人も、すでに読んでいる人も楽しめますので、あわせて読んでみてください。
「鬼滅の刃」のまとめ記事はこちらになります。
おまけ:ネタバレありの考察
ここから先は、「鬼滅の刃」と「鬼滅の刃外伝」のネタバレを含みます。
「ネタバレOKだよ!」
という人は、以下からどうぞ!
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煉獄杏寿郎と甘露寺蜜璃の関係性は?
今回の中心人物である「煉獄杏寿郎」と「甘露寺蜜璃」。
2人は「師匠と弟子(継子)」という関係性でした。
後に甘露寺さんは、独自の呼吸法「恋の呼吸」を習得し、「炎の呼吸」の使い手である煉獄さんの下から独立します。
読んでいる途中、
本当に師弟関係だけだったの?
恋愛関係にはなかったの?
という疑問もわきましたので、今回はこのあたりについても考察してみました。
2人の精神状態に注目
煉獄杏寿郎外伝は、精神的な成長がテーマになっています。
煉獄杏寿郎外伝では、2人がそれぞれの悩みに向き合い始めています。
煉獄杏寿郎の場合
・煉獄家の長男としての重責
・「次代の炎柱を担えるか?」という不安
甘露寺蜜璃の場合
・鬼殺隊士としての適性についての悩み
・容姿や、他人と違う体質についてのコンプレックス
2人とも、表向きは明るく、社交的な性格です。
悩みや負の感情があったとしても、一見して分かるほどではありません。
しかし、実は精神的な余裕があまりない状態と言えるでしょう。
特に煉獄さんは、「煉獄家」という炎柱を代々輩出してきた一族の出身のため、重責が肩に重くのしかかっています。
持ち前の明るさと芯の強さで自身を鼓舞していますが、本来であれば、弟の千寿郎のような精神状態が普通でしょう。
そのため、煉獄さんの頭の中にはまず、
どうやって煉獄家を立て直すか?
という課題が常にあったのだろうと推測しています。
こうなると、恋愛(パートナー探し)よりも、「炎柱としての自分を確立する」ということの方が優先されている可能性が高くなってきます。
また、「鬼滅の刃」は、恋愛(婚姻)関係については、はっきりと描写する傾向が強い漫画です。
このことから、少なくとも煉獄さんから甘露寺さんへの恋愛感情は無かったと考察しています。
一方、甘露寺さんは…。
他の柱の人にはいつも「キュン…!」となっていたので、考察も曖昧になっちゃいますね…。
後に伊黒さんが本命になりますが、その前は…どうだったのでしょう?
気になりますね!
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